「丸柚餅子(以下:丸ゆべし)」は元来、そのまま薄く切り、お茶請けとしてお召し上がりいただく「お菓子」ですが、その風味、食感が料理にも合うことから、食材としても親しまれております。
ここにいくつか「丸ゆべし」を食材として使用した調理例をご紹介いたします。
「丸ゆべし」は、蒸したては大変に柔らかく、時間が経つにつれ序々に固くなってまいりますので、 それぞれの固さに応じた調理の方法がございます。
固めのものは蒸す、または切って、ソテー・焙る・焼くなどの方法で熱を加えますと、もちもちとした独特の食感がよみがえります。
この際、オーブン・レンジやホットプレートをお使いになられるとより簡単です。
1. 「丸ゆべし」を、“厚めの銀杏型”に切ります。
2. うつわにまず「丸ゆべし」を入れます。
お吸い物などには、ふた付きのうつわを使用していただくと効果的です。
3. それから、熱いだし汁を注いでふたをし、2,3分(うす切りのものをお使いの場合はひと呼吸)おいてください。
こうすることで、ふたを開けたときに香りが立ち、また、より柔らかい状態の「丸ゆべし」を召し上がっていただくことができます。
注)なお、「丸ゆべし」を浸すお時間は、お好みの固さになるよう調整してください。
この際、時間をおき過ぎますと、「丸ゆべし」が溶けてしまいますのでお気を付けください。
1. 「丸ゆべし」を“薄めの短冊状”に切ります。
2. 茶碗蒸しが蒸し上がりましたら、「丸ゆべし」をひと切れのせ、ふたをして2,3分蒸らしてください。
もし厚切りのものをご使用の場合は、蒸している途中で「丸ゆべし」をひと切れのせ再び蒸し上げてください。
こうすることでお吸い物などと同様に、ふたを開けたときに香りが立ち、また、より柔らかい状態の「丸ゆべし」を召し上がっていただくことができます。
注1)なお、「丸ゆべし」を蒸らすお時間は、お好みの固さになるよう調整してください。
この際、蒸らし過ぎますと「丸ゆべし」が溶けてしまいますのでお気を付けください。
注2)「丸ゆべし」を、“厚めの銀杏型”に切っていただいた場合でも調理時間を工夫されることで同様の風味・食感を愉しんでいただく事ができます。
1. 「丸ゆべし」を、“薄めの短冊状”、もしくは “マッチ棒型”に切ります。
2. このままおひたしや和えもの・酢の物などにお使いいただけます。
ここまで「丸ゆべし」を和食などに使用する事例として、一部をご紹介させていただきましたが、 お客様のお好みや用途に応じ、切り方や調理方法を工夫する事が可能です。
次に洋食材と「丸ゆべし」を組み合わせた調理例をご紹介させていただきます。 
こちらは、カマンベールチーズに「丸ゆべし」を添えた簡単なお料理です。
チーズと合わせることで「丸ゆべし」の甘みが引き立ち、これまでとはまた違った味わいを愉しむことが出来ます。
注)「丸ゆべし」にはカマンベールチーズの他にも、クリーミィでやわらかく、くせのない、ブリア・サヴァアランのようなフレッシュタイプのチーズや、塩気が強く甘さを引き立てるフルム・ダンベールのようなブルー・チーズ(blue cheese)とも非常によく合います。
こちらは、「丸ゆべし」のバージンオリーブオイルと黒コショウ仕立てのサラダです。
このようにサラダなどのお料理の食材としてお使いいただいても「丸ゆべし」の風味と食感をお愉しみいただけます。

こちらは、2009年10月にNew York市内で行われた、石川県の食材提案会にて、ル・ベルナダーン(Le Bernardin)、そしてダニエル(Daniel)のシェフらにより、「丸ゆべし」が食材の一つとしてデザートに取り入れられた一例です。
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ル・ベルナダーン クリス・ミューラー氏 |
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ダニエル(Daniel) 副料理長 (Eddy Francis Leroux) |
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ダニエル(Daniel) 副料理長 (Eddy Francis Leroux) |
以上、「丸ゆべし」を食材として使用した調理例をご紹介させていただきましたが、お客様の工夫次第でいっそう用途は広がります。味覚・食感などをイメージされる際の一助となれば幸いです。